記録下手な私の旅の記録法
こんにちは、たびなかです。
今回は、旅の記録についてのお話です。
私はこれまで、旅先で手に入れたノートに書き留めたり、帰国後に写真と一緒に整理したり、手帳に挟んだ大きめの付箋にメモをしてきたりと、様々な方法を試してきました。ですが、どれも長続きしませんでした。
旅の記録がきれいにファイリングされているスタイルに憧れて、「これからはこのノートにしよう」と意気込んで吟味したノートを携えて出かけても、次の旅では荷物になるからと持っていかなかったり…。神社巡りが好きなのに、御朱印帳ですらほとんど白紙のままです。一応、記録をまとめているコーナーはあるものの、統一感がなく、振り返るとバラバラな状態になっています。それでも、過去にさかのぼってやり直すわけにはいかないので、それもそれぞれの旅の一部と受け入れています。
記録すること自体は嫌いではありません。中学生の頃から手帳を携えて、推し活のスケジュールや使ったお金を記していました。ただ、同じスタイルを継続するのが苦手のようです。日記も三日坊主、さらに忘れっぽい性格です。記憶力については、以前「メモリーは十分だけどハードの容量が少ないパソコン」と例えられたことがあります。実際、旅の思い出話をしていた友人に「その旅行、私一緒に行ったよね?」なんて言われたことも。
ある時、旅の本の著者でもある吉祥寺の旅の本屋「街々書林」の店主さんが、お客さんの次の旅先を聞いて、「それなら〇〇ホテルがおすすめ!」と、すかさずホテル名まで出して提案するのを目の当たりにして、その記憶力に圧倒されました。読んだ本の内容や旅の情報を瞬時に引き出せるのが、本当にうらやましいです。私なんて、数年で旅の記憶が薄れてしまって、海外で泊まったホテルの名前なんて一つも思い出せません。そんな自分のスペックも自覚しているので、記録を残さずにはいられないのです。
そんな私が試行錯誤の末にたどりついたのが、ホテルのメモやポストカードに記すスタイルです。最近は、旅先で絵はがきを購入し、その裏に旅の記録を残すようになりました。絵はがきを選ぶのも楽しいですし、どこに行ったものかも一目でわかるので、一石二鳥。思い出と合いまって、なかなかいい感じです。かさばらないし邪魔にもならないですしね。
ただ、最近は困ったことに、ポストカードを置いていないところが増えていて、手に入らないこともあります。そこで、昔の旅で写真の代わりに買っていたポストカードを持参することを目論見中です。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵の裏に温泉旅行の記録が書かれる違和感てどうなのかしらと思いつつ、使い道のなかったカードを活かせると思えば、それもまた悪くないかなとも思っています。


