山形|さくらんぼ

こんにちは、たびなかです。

旅をしていると、その土地ならではの味に出会うのが楽しみのひとつ。
ただ「果物」に限っては、お取り寄せしているお気に入りの農家さんに会いに行く―――そんな旅の方が多いです。

私は、食べ物のなかで果物がいちばん好きです。
みかん、デコポン、日向夏、いちご、肥後グリーン、生プルーン、ハニーローザ、さくらんぼ、桃、梨、シャインマスカット、ル・レクチェ…
季節ごとに楽しみにしている果物が、いくつもあります。

なかでも「さくらんぼ」は、ちょっと特別な存在。
自分に”大人買い”を許していて、「好きなだけ食べてよし」と決めている、唯一の果物です。
正直、どんな記念日よりも予算をかけているかもしれません(笑)

さくらんぼ好きの原点は、アメリカンチェリー。
「いつか、お腹が壊れるまで好きなだけ食べてみたい!」
そんな夢を、子どもの頃から抱いていました。

それが叶ったのは、学生時代のこと。
イギリスの大学に通っていた友人が、私のさくらんぼ好きを知って、「キャンパスにさくらんぼの木があるよ」「好きなだけ採っていいんだよ」と誘ってくれました。
夢のようなお誘いに大興奮!
袋いっぱいに採ったさくらんぼを、両手に抱えて持ち帰り、夢中で食べました。
本当にお腹を壊すまで(笑)―――残った分はジャムに。

そんな私がアメリカンチェリー派から、国産さくらんぼ派に変わったのは、「大将錦」と「紅秀峰」との出会いがきっかけです。
どちらも果肉がしっかりしていて、酸味よりも甘みが強く、まさに理想の味。
両親が山形を旅したときに見つけてくれた農家さんから取り寄せるようになり、もう20年以上のお付き合いになります。

果物があるだけでゴキゲン。
そのなかでも、さくらんぼが届くこの季節は特別に楽しみです。
今年も、そろそろ届く頃です♪