ウナボルサの小物入れ

こんにちは、たびなかです。

2023年の冬、私はある小物入れに目を奪われました。

水色と茶色の組み合わせが、まさに私の好みにドンピシャ。
余計な装飾のないシンプルなデザイン。
そして何より、そのフォルムがかわいい!

それまで約10年間、私はイタリアで出会った多色使いが魅力の革ブランドのパスケースとキーケースを愛用していました。
そのブランドは日本でも展開されていて、買い替えにも困らなかったのですが、いつの間にか廃盤に。
それ以来、新たなキーケースを求めてアンテナを張っていた中で出合ったのが、日本橋丸善に出店されていたウナボルサさんの小物入れでした。

ウナボルサさんの作品は、小物からバッグまで、どれもシンプルなつくりと繊細なフォルムが魅力的。
素人目にも細部へのこだわりが伝わってきます。
デザインから縫製まで、すべての工程を一人で手掛けていらっしゃいますが、鮮やかな色の組み合わせは奥さまの提案によるものだそう。
そんなふたりのセンスが合わさって、一つひとつ丁寧に生み出されるアイテムは、まさに唯一無二。
完全に心を奪われた私は、キーケースとして使えるようカスタマイズしてもらい、購入を決めました。

他にはない細長い形状で、バッグのポケットや隙間にも縦にスッと収まり、取り出しもスムーズ。
底が浅いので中身が見渡しやすいのも、気に入っています。
見た目はコンパクトながら、意外と収納力があるのも嬉しいポイント。
汚れや傷が目立ちにくい素材のおかげで、毎日酷使していても、いまだにきれいな状態をキープしてくれています。

旅先でも、ポケットからひょっこり顔を出している姿を見るだけで気分が上がって、
目にするたびに、手にするたびに、「お気に入りの持つパワーってすごいなぁ」と日々感じています。